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タコセンニン実は、むかし明石の海で暴れていた大ダコを退治した武士である。大ダコは海に返してもらったお礼に、自分の足から杖を作って武士にささげたそうな。(大ダコは9本足で、武士に1本あげたので8本足になった)それいらい不思議な力を身につけ、寿命ものび続けて今日まで生きているという。いまも明石のどこかで暮らしているらしい。 特技
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![]() 明石市の沿岸にはこんな港がいくつもある |
明石といえば漁業の町として知られておる。しかし注目されるのはその漁獲高よりも、タコ・鯛に代表される「明石産」のブランド力じゃ。うーん、ほかと何がちがうのか。
それは明石海峡が魚にとって絶好のエサ場だからといわれておる。 |
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| 瀬戸内海は全国でも唯一の内海で、潮の動きが非常にはげしい。淡路島・小豆島をはじめたくさんの島々があるのも瀬戸内海の特徴じゃが、海流が島々の間を通り抜けるときに速度を増しているようじゃ。特に明石海峡は4キロ足らずしかないのじゃが、こんな狭い海峡が瀬戸内海と大阪湾のあいだにあって、両者をわけているのじゃ。ある漁師の話では、流れの速い場所になると、海水が1秒間におよそ4.6メートルもの速さで流れているのだそうじゃ。(ワシはむかし明石の海岸からちょっと遠くまで泳ぎに出たことがあるが、簡単に海流につかまってそのまま2・3キロ流されたことがある) まったくどれだけ速いのか、想像もつかんわい。 |
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この潮の流れが栄養たっぷりの海底の砂を巻き上げて、流れにのった砂が最終的に明石沖の海底にたまっているというのじゃ。長い年月をかけて積もりつづけた砂、そうしてできた海底砂丘は、干潮時には海面に頭を出しかけるほどの大きさになっているという。(水深が2メートルほどになるといわれる) 自然の力がつくり出した、この栄養たっぷりの砂丘にはプランクトンが発生し、それを食べにカニやエビが集まってくる。するとカニやエビといったごちそうを食べにタコ・鯛などの大型の魚介類が繁殖するといった、人間にとって非常にありがたい食物連鎖がなりたっているわけじゃな。明石ダコなどの独特の甘みはエサのおかげだったのじゃ。 |
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のりの産地で有名なところは?ときかれたら、多くの人は、明石を思い浮かべることはないじゃろう。 でも、じつは1市で生産される量としては明石市が全国でもナンバーワンなのじゃ。 1970年頃から養殖による生産量が急激に伸び、いまや明石の「つくる漁業」の代表格となっているのじゃ。 |
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「明石のり」の特徴は、厚みがあることと、その黒々とした色合いじゃ。 瀬戸内海の沿岸地域は古くから入浜塩田による製塩業が盛んじゃったことからもわかるように、明石のりは瀬戸内の豊富な塩分を吸収し、太陽をいっぱいに浴びてつよく成長していくのじゃ。 そんな特徴ある明石のりは、単価も兵庫県全体の平均よりじつに1割ほどの高値で取引されているというぞ。 |
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そんなブランド力ある明石のりは、厚くて破れにくく、また湿気にも強いという特性が機械製造に適しているというので、おもに業務用に使われているのじゃ。 コンビニのおにぎり、巻き寿司などがその代表格じゃ。 ...ということは、知らず知らずのうちにみんな明石のりを口にしているということになるのう! つまりこういうことじゃ |
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明石のりは業界のブランド品で、じつは馴染み深い! 「とる漁業」だけではいかんと危機感をもった人々が「つくる漁業」を成功させた、その苦労と偉大さをおもい、きょうも明石のりをかじるのじゃ。(パリパリパリ...) |